英語をいくら勉強してもうまくしゃべれるようにならない…
留学したのに思うように英語が身につかなくて悔しい…
英語を上達させたいのに何をすればいいかわからない…

 

英語を習得しようと思っても、ほとんどの日本人は上記のような壁に直面して勉強を辞めてしまいます。実際に、EFが発表した2018年の英語能力指数では、31位の韓国、47位の中国に出し抜かれ、日本は88カ国中49位にランクインしています。これは、GDP世界第2位を誇っていた先進国として、かなり恥ずかしい数字です。

 

しかし、それも仕方ないことです。なぜなら、日本の英語教育はずさんにもほどがあるからです。

 

日本人が英語をしゃべれない理由は受けてきた教育のせい

英語ができない原因は受けてきた教育にある

 

今でこそ、2020年から小学校の教育課程に外国語を正式な教科として導入する動きがありますが、それ以前に義務教育を受けた僕たちのときは、教える先生自体の英語力も高くないうえに、授業に対する生徒のエンゲージメントも最低レベルです。

 

あなたがよほど日本人離れした人間であるか、インターナショナル・スクールにでも行っていない限り、中学・高校の英語の授業で教科書の英語を読み上げるなど拷問でしかなかったのではないでしょうか? 「笑われないように… 笑われないように…」とクラスメートの目をばかりを気にして、実際の勉強には全く身が入らなかったのではないでしょうか?

 

僕もそのうちの一人でした。英語の授業では発音をなるべく日本語っぽくして笑われることを避けました。アメリカに留学に行く前でさえ、外国人と英語で話すのには好きな女子に告白するぐらいのガッツを必要としましたし、話したとしても常に正しい英語をしゃべれているかばかりを気にして、英語でディープに語り合うなんてことは夢のまた夢でした。

 

強いて言えば、あなたが英語を習得できないすべての原因は今まで受けてきた教育にあります。

 

英語の勉強法を「心技体」でマスターすることが鍵

「心技体」が英語習得の鍵を握る

 

僕たち日本人は、英語を習得するうえで必要なマインドセット、行動、ツールなどを義務教育で教わっていないのです。義務教育の延長のような意識や勉強法では、いつまでたっても英語を身につけることなどできません。

 

英語を本気で身につけたいと思うならば、義務教育で学んだ英語、マインドセット、勉強法は今すぐ忘れ去ってください。大学受験の英単語帳も今すぐ捨て去りましょう。

 

今回の記事では、英語力ゼロからアメリカに留学し2年半で世界トップ10のカリフォルニア大学バークレー校に合格し、今は翻訳者を務める僕が英語を習得するうえでした行動、使ったツール、身につけたマインドセットについて説明します。

 

この記事を読んで英語習得のスピードを圧倒的に高め、俊足で世界を駆け回る次世代人間に成長しましょう。

 

 

行動編

このセクションでは、英語を習得するために今すぐできる行動をご紹介します。

 

さっそく内容に入りたいところですが、ここで言語を学ぶ上で理解しておきたい点を一つお話させてください。

 

言語を学ぶうえで最も効率的な方法の一つに、イマージョン・プログラムという学習法があります

 

簡単に言えば、身につけたい目標言語を勉強するのではなく、その言語を介して様々な教科を学ぶという手法です。目標言語が普通に話される環境下で学ぶことで言語に没入する状態を作り出せるため、英会話スクールや英語の授業などに比べて遥かに速いスピードで言語を身につけることができます。

 

僕がおすすめするのは、あなたの日常にこのイマージョン・プログラムを作り出すことです。

 

そうです、日常を英語だらけにしてしまうのです。100%は難しいかもしれませんが、毎日をなるべく英語のインプット・アウトプットで埋め尽くすようにしてしまえば、自動的に英語が身につきます。

 

同プログラムを実施している学校に入れれば話は早いのですが、僕と同じようにこの記事を読むほとんどの人がそのチャンスには恵まれなかったという前提で話を進めていきましょう。

[おすすめ英語勉強法その1] 好きな映画やTV番組を英語音声&英語字幕でみる

好きな映画やTV番組を見る

 

英語を学習するうえで一番効果的な方法の一つに、洋画や海外のTV番組を英語音声&英語字幕でみるという方法があります。

英語がわからなくても内容を知っているコンテンツをみれば大丈夫

 

これを言うと、「英語字幕? 字幕まで英語でみたら内容わかんないじゃん!」と言われることが多いのですが、解決策は簡単です。すでに内容を知っている映画やTV番組を見ればいいのです。

 

すでに映画やTV番組の内容を知っていれば、英語をはっきりと聴き取れなくても話の流れでだいたい意味を把握できます。また対人での授業とは違い、一時停止してゆっくりと単語やフレーズの意味を確認できます。このように、動画では初心者でも無理なく学習できるのです。

好きなコンテンツを教材として使う

 

また、 あなたが好きな映画やTV番組をみるという点も非常に重要です。

 

言語学習の初心者で、従来型の詰め込み教育に慣れてしまっている人たちが起こしがちな失敗に「自分の興味とはまったく関係のない教材を選んでしまう」というものがあります。つまり、英語をしゃべりたいと思ったときに大学受験の単語帳やTOEICの教本を買って勉強してしまうのです。

 

これ、実は大きな間違いです。

 

なぜかと言えば、あなたが関心を持たない内容についていくら勉強しても、効果が薄いからです。

 

好きなアイドルグループのメンバーやサッカーチームの選手の名前を覚えるのはめちゃくちゃ簡単ですよね? 好きだからこそ、努力することなく覚えることができるのです。

 

人は、好きなことがあれば誰かに言われなくても自ら進んでリサーチを重ねます。しかし、興味がまったくわかない歴史の授業や政治の話をされても頭に入ってきませんよね? TOEICや学校の授業で英語を勉強しても効果が激薄なのはこれが原因です。

 

「週4時間」だけ働く。』で有名なティモシー・フェリス(Tim Ferris)は日本語、中国語(官話)、スペイン語を話すいわゆるポリグロット(多言語話者)ですが、彼は自身のブログ記事「How to Learn Any Language in 3 Months」で以下のように話しています。

 

Content and vocabulary selection beyond the most common 300-500 words should be dictated by subject matter interest. The most pertinent questions will be *“What will you spend your time doing with this language?”

中略

do not read about something that you would not read about in your native language. Use the target language as a vehicle for learning more about a subject, skill, or cultural area of interest. Poor material never produces good language.

300~500語の最頻出単語を超えて学ぶ内容や単語は、主題への関心によって決定するべきだ。ここで最も適切な質問は、「あなたはこの言語を使って何をしていくのか」になるだろう。

中略

母国語でも読まないものを読むのはやめよう。目標言語を手段として使い、あるテーマ、スキル、関心がある文化などについて学ぼう。粗末な教材で勉強しても、言語が上達することはない。

 

重要なのは、あなたが興味関心を持っていることを楽しんで学ぶことです。英語は手段であり、目的にすべきではないのです。仮にあなたが宇宙に興味があるのであれば、スター・ウォーズなどのあなたが好きなサイエンス・フィクションをみてもいいでしょう。

 

僕の場合は、アメリカのオレンジ・カウンティという場所に留学することを決めていたので、当時はそのオレンジ・カウンティを舞台にした『The O.C.』を見まくって英語を勉強しました。少なくともテレビが映すアメリカの文化を学ぶことができましたし、実際に行く場所についての話なのでなにより楽しむことができました。

 

ポッドキャストなどの音のみのコンテンツでも良いのですが、映像や字幕がないと初心者には聴き取りが難しいと思います。ですので、まずは動画コンテンツから始めて、耳が英語になれてきたら音のみのコンテンツに移行してもいいでしょう。

[おすすめ英語勉強法その2] 好きな洋楽を完コピする

好きな洋楽を完コピする

 

次におすすめなのは、あなたが好きな洋楽を完コピすることです。

 

英語の歌詞の曲を歌うようになると、自然と英語のリズムや感覚が身についていきます。また、知らない単語やフレーズがたくさんでてくるので、曲をマスターするたびにボキャブラリーが増えていきます。

 

完コピとは言えど、歌詞を完璧に覚えて歌えるようになればオッケーです。

 

下記のマインドセット編でも触れますが、発音やアクセントを気にする必要はありません。上手く歌う必要もありません(もちろん、上手ければそれにこしたことはないですが)。ここでも大事なのは、いかに自分が楽しんでやれるかです。

[おすすめ英語勉強法その3] スマホの言語を英語に変える

スマホの言語を英語に変える

 

あなたがこの記事を今読んでいるということは、スマホやパソコンなどの端末を持っているということですよね。

 

今のデジタル端末はほとんどが多言語対応しています。これを生かさない手はありません。スマホだけではなく、持っている端末をすべて英語表記にしてしまいましょう

 

これもイマージョン・プログラムの延長で、日常のあらゆる点を英語化してしまおうという手法です。こうすることで、意識しなくても英語のインプットを行うことができます

「慣れ」の範囲を拡大する

 

最初は慣れず不快に感じるかもしれませんが、1か月も経てば英語表記でも全く気にならなくなります。ドラゴンボールで例えれば、悟空がセルと戦う前に超サイヤ人の状態をキープした修行と同じイメージです。

 

最初は難しく感じることでも、慣れてしまえば大したことはなくなります。日本でも瞑想が流行りだして、「マインドフルネス」という言葉も今は市民権を獲得しましたよね。多くの人が話しているので、なんとなく意味は理解できるはずです。

 

このように、慣れの範囲を徐々に広げていくと理解できる範囲も広がっていきます。英語環境に浸る生活に慣れて、どんどん理解の幅を広げていきましょう。

[おすすめ英語勉強法その4] 毎日英語で日記を書く

毎日英語で日記を書く

 

ここまではインプット中心のテクニックでしたが、ここからはアウトプットのテクニックを紹介します。

インプット過多だけは避ける

 

何かを学習する時に多くの人が犯してしまう失敗の一つに、インプット過多があります。英語学習で言えば、読んだり見たりはするのに、話したり書いたりはあまりしない状態です。

 

言語に限らずですが、スキルを習得しようと思ったらインプット以上にアウトプットを重視しなくてはいけません。インプットばかりしてしまうと、理想的な英語は知識として頭にあっても、それを実際に文章にしたり、口にするために必要な技術が身につかないのです。

 

自転車に乗ろうと思って自転車のあらゆる部品の名前を記憶したり、乗り方について口頭で教わっても、実際に乗ってみなければ自転車に乗るスキルは身につかないのと同じです。

 

そのため、インプット以上にアウトプットの習慣化に努めましょう。まずは英語で毎日日記を書くことをおすすめします。

テクノロジーの力を借りて英語日記をつける

 

「でも、いきなり英語で日記書けって言われても書けないよー!」っていう人でも安心してください。まずは書けるだけ書けば大丈夫です。最初は3行でおしまいでもいいんです。そのうちうまくなっていくので、長い目でみてください。

 

また、今はテクノロジーのおかげで書いた英語を瞬時に添削してもらうこともできます。英語日記では次の2つのツールを活用するのがおすすめです。

 

 

ツールの詳細についてはツール編で触れますが、Grammarlyは自動で文法をチェックできるブラウザ拡張機能で、Fluent Expressは文章を瞬時にネイティブチェックしてもらえるウェブサービスです。

 

この2つを組み合わせて毎日英語で文章を書けば、圧倒的なスピードで英語が上達します。また慣れてきたら、単なる日記ではなく自分の興味関心がある分野について書くと楽しさも増していきます。

 

成長していく自分の英語を見て「楽しい!」と感じれたら勝ったも同然です。そこに到達するまで試行錯誤を重ねて頑張りましょう。

[おすすめ英語勉強法その5] 毎日英語を話す

毎日英語を話す

 

英語を話せるようになりたければ、英語を毎日話しましょう。単純ですが、これが英語習得のゴールデンルールです。

この時代に「英語を話す機会がない」は言い訳

 

「日本にいるから英語を話す機会がない」
「英会話スクールに通う時間とお金がない」

 

というのは過去の話です。今やitalkiなどに代表される言語学習ウェブサービスやアプリは山のようにあるため、お金すら使うことなくネイティブと話すことができます。

 

また僕の知り合いには、アメリカの軍人と友だちになり、横須賀の米軍基地で一緒に筋トレをするという生活を通して英語をマスターした強者もいます。筋肉隆々になりながら無料で英語も話せるようになって一石二鳥です。

 

目標とやる気さえあれば方法はいくらでも見つかるものです。言い訳せずに毎日英語を話せる環境を作り出しましょう。

[おすすめ英語勉強法その6] 留学する

留学する

 

英語習得を語るうえで留学を切り離すことはできません。一昔前、留学は大きな資金を必要とするので、実現は難しいと考える人がほとんどでした。

今は留学のハードルが超低い

 

しかし今は、日本人で年齢制限さえクリアすればワーキングホリデーは12カ国いけるうえ、フィリピン留学やタイのチェンマイ留学など激安英語留学も可能です。

 

これは言ってしまえばチャンスしかない状況です。

 

仮にチェンマイで2〜3か月英語を学んで、そのままオーストラリアでワーホリして2年間働けば、費用がかかるどころか100万円以上の貯金 + 上達した英語をもって日本に帰国することも実現可能なわけです。そのまま大学の学費がほぼ無料のドイツなどの国に留学に行けば、とてもレベルの高いインターナショナルな人間になれるでしょう。

 

この恵まれた時代に「留学は無理」は言い訳でしかありません。

 

本当に英語を超速で身につけたいと思うのであれば、効率的でしかも人間的な成長につながる留学が一番の近道です。「私ならできる」と自分を信じて、大きなアクションを起こしましょう

ツール編

 

英語学習において現代のテクノロジーを活用しない手はありません。ここでは、上記の行動編で挙げた行動をスムーズに実行できるツールをまとめています。

[おすすめ英語勉強法その7] 暗記アプリを活用する

Anki

Anki

 

英単語やフレーズは、反復して学習することで長期記憶に定着します。そのため、暗記アプリを使ってシステマチックに勉強すると、とても効果的です。僕がおすすめするのはAnkiというアプリです。

[おすすめ英語勉強法その8] 英語学習アプリを活用する

 

次に英語学習の際に使えるアプリを紹介します。

Duolingo

Duolingo

 

僕の一番のお気に入りは「Duolingo」です。カーネギーメロン大学の教授とそのチームがクラウドファンディングの資金で開発したユニークな経歴もあってか、とても楽しく学べるのが特徴です。

 

Duolingoは、日本語では英語しか学べませんが、英語がある程度わかるようになれば、英語で30以上の言語が学べるようになります。英語をマスターすれば、その他言語へ一気にアクセスできるようになるのです。

 

難点を言うとすれば、無料版は学べる範囲に制限があり、しかも最近は広告が入るようになった点です。それでも、十分に楽しんで学習できるのでぜひ一回試してみてください。

Drops

Drops

 

次に僕がおすすめしたいのは、Dropsというアプリです。Dropsは現在、世界で一番利用者が増えているアプリで、スワイプやタップ操作だけで楽しく学べるのが特徴です。

 

無料版だと学べる範囲に限界があり、しかも一日5分までの制限が付きます。しかし、5分といえども多くの単語が勉強できるし、楽しんで学べるので超オススメです。

HelloTalk

HelloTalk

 

HelloTalkは、世界中の言語学習者とつながれる無料アプリです。つながった人たちとはチャットで話せるのですが、そのチャットに翻訳機能がついているのでとても快適に言語をまなぶことができます。

 

要はSNSということもあって、プロフィールの設定や学び合う友だちを見つけるのには労力がかかります。でも、家にいながら無料で世界中の人たちと友だちになれるので、これを生かさない手はないと思います。

Netflix / Hulu

Netflix

 

NetflixHuluも素晴らしい英語教材になりえます。理由は上記で述べたように、好きな映画やTV番組などを英語音声・英語字幕で見ることができるからです。

 

月額1000円程度でこんな良質かつ大量のコンテンツを見放題とは、なんていい時代になったんでしょうか。ただ、見すぎでインプット過多になるのだけは避けるようにしましょう。

 

Kindle / Audible

Kindle

 

英語にある程度なれてきたら、KindleAudibleを駆使して英語で本を読む/
聴くのも効果的です。今はAudibleで気軽に本を聴ける時代になったので、発音がわからないということもありません。

 

本は特に自分の興味がある範囲について掘り下げることに向いています。英語で本を多読すれば、興味がある範囲のボキャブラリーがすぐに増えていくことでしょう。

italki

italki

 

Italkiはオンラインで言語学習者とつながれるウェブサービスです。ランゲージ・エクスチェンジのパートナーを見つけたり、プロやアマチュアの先生とマンツーマンのレッスンを受けることもできます。

[おすすめ英語勉強法その9] 文法チェッカー

次に文法チェッカーのアプリを紹介します。

Grammarly

Grammarly

 

Grammarlyはウェブで英語を書く人であれば、必須のツールです。Chromeの拡張機能として追加でき、あらゆるウェブサイト上でスペルチェック、文法チェックができます

 

無料版では使える機能に制限がありますが、無料版でも十分に強力です。

Fluent Express

Fluent Express

 

Fluent Expressは、あなたが書いた英語をネイティブに一瞬でチェックしてもらえるウェブサービスです。

 

大学レベルの言語など、HelloTalkでカジュアルにチェックしてもらうのでは足りないレベルにおいて使えるウェブサービスです。

マインドセット編

ここからは、英語を習得するうえで重要なマインドセットについて話していきます。しかし、その前になぜ英語習得にマインドセットが重要なのかについて少し触れたいと思います。

 

あなたがいくらツールを揃えて行動を起こしたとしても、あなたのマインドセットが整っていなければ英語習得スピードは速くなりません。これは言えば「心技体」の概念と一緒です。ツールは技、行動は体、そしてマインドセットは心です。これら3つが揃ってこそ、あなたの真の力が発揮されます。

 

ワンピースで例えるなら、ルフィとドン・クリークの違いのようなものです。ドン・クリークは武器や手下(技)そして強靭な肉体(体)を持っていましたが、心が整っていなかったためにルフィにボコボコにされましたよね。どんなに強い武器や肉体を持とうと、強い心がなければ結局は失敗しちゃうわけです。

 

なので、英語学習においても精神面を整えることが重要です。それでは実際に、どのようにして適切なマインドセットを身につけていけるかを説明します。

[おすすめ英語勉強法その10] 目標を定める

目標を定める

 

あなたが英語を習得するうえでの目標とはなんですか?

 

その答えが「英語がしゃべれるようになりたい!」であれば、100点満点中30点ぐらいの目標です。なぜなら、まず「英語がしゃべれる」ことの定義自体が曖昧であるうえに、いつ達成するかが考慮されていません。

 

あなたは何をもって「英語がしゃべれる」と言えると思いますか? 旅行中、日常会話が難なくこなせる英語力でしょうか? それともTOEIC満点の英語力でしょうか? はたまた国連議会の同時通訳を行えるレベルでしょうか?

 

「英語がしゃべれるようになる」という目標がダメな理由は、ゴールとなる目標地点がわかりにくく、そして時間制限もないため、モチベーションにつながらないからです。そして、「英語がしゃべれる」レベルの定義は人によって違います

 

そのため、目標を定めるときは以下の2点に気をつけてください:

 

  • 明確な目標を定める
  • エキサイティングな目標を定める

 

 明確な目標を定める

まず、誰が読んでも終着地点がわかるような目標を立てましょう。

 

例えば、デジタルノマドになって世界を旅しながら回れる程度の英語力を身につけたいと思うならば、「2020年4月までにネイティブスピーカーと10分間言葉につまることなく話せる英語力を身につける」という目標が立てられるかもしれません。

 

また、海外の大学で学びたいと思うならば、その大学入学に必要なTOEFLスコアを調べて「今年の終わりまでに TOEFL iBT 90 点を余裕で叩き出す英語力を身につける」という目標を立ててもいいですよね。

 

重要なのは、誰が見てもわかるぐらいゴールを明確にすることです。いつ達成するか、何をもって達成とするか。これらを小学生が見てもわかるぐらい明確に定めましょう。

 

エキサイティングな目標を定める

次に重要なのは、目標を見てそれを実現したときの自分の姿を想像すると、興奮のあまり英語を勉強せずには居ても立ってもいられないような目標を定めることです。

 

行動心理学において、人間は痛みを避けて快楽を求める動物であることが知られています。つまり、目標を見て不快感を感じてしまうのであれば、人間は無意識のうちにそれを避けようとするのです。逆に言えば、ワクワクがとまらないような目標を定めることができれば、目標を追うことが快楽につながるため学習スピードが飛躍的に高まります。

 

もしあなたが「英語力を高めて世界を飛び回る商社マンになる」という目標を持っていたとしても、それに対してワクワクを感じれないのであればもっと自分にあった目標に修正する必要があります。

 

逆にその目標を見て、自分が敏腕商社マンとして世界を転々とし、おまけに海外女性にモテまくる姿を想像して興奮が止まらなくなるのであれば、それは今のあなたにとって完璧な目標と言えるのです。

 

大事なのは、他人の意見に左右されることなく今の自分が最高だと思える目標を定めることです。想像を膨らませ、英語を通して自分が本当に達成したいことは何なのかについて思いを巡らせてみましょう。

 

[おすすめ英語勉強法その11] 恥を捨てる

恥を捨てる

 

日本人の英語習得を妨げる最大の理由の一つは、英語を話すのが恥ずかしいという感情です。

場数を踏む

もちろん、英語に限らず知らない言語を話すのは、最初は誰でも恥ずかしいものです。そしてあなたが学び続ける限り、失敗して恥ずかしい思いをする経験は山ほどでてきます。

 

ただ、恥ずかしいという感情に囚われている限り、あなたは英語の習得に意識をフルに活用することができません

 

でも、ラッキーなことにこの英語を話すときの恥ずかしさは、経験をかさねるごとに減少していきます。重要なのはとにかく場数を踏むことです。

恥の根底にある恐怖を克服する

この恥という感情には、「下手な英語を笑われたくない」とか「間違えたり、言いたいことが伝わらなかったりしたらどうしよう」などという恐怖が根底にあります

 

これは、歌を人前で歌うこととよく似ています。あなたがミュージシャンで日常的に人前で歌を歌っているとなれば話は違いますが、通常人前で歌うのは恥ずかしいものですよね。例えば、あなたが学校の文化祭や会社の行事でいきなり歌わなきゃいけないということになれば、パニックに陥るのではないでしょうか。

 

しかし、この恐怖は何度も経験し、成功経験を重ねることでかなり減っていきます。何回も人前で歌えば、恥ずかしさも気にならなくなると一緒です。「ああ、なんてことないじゃん」とか「やればできるじゃん」という自信がつけば、もう怖いものなしです。

 

完璧主義をやめる

また、多くの人は「完璧な英語を話さなくてはいけない」というプレッシャーを無意識に感じているので、「間違えたらどうしよう」という不安が頭をよぎって話せなくなります。結果、恐怖に囚われてアウトプットの量が確保できず、英語習得に時間がかかりすぎてしまいます

 

あなたもその不安にかられているのであれば、まず完璧主義をやめることから始めましょう。「完璧」などというものは存在しません。それよりも、英語を話すことで「今、この瞬間に私の英語力は上達している」と考え、自分の成長にフォーカスしましょう

 

[おすすめ英語勉強法その12] アクセントは気にしない

アクセントは気にしない

 

学習を始める年齢にもよりますが、一般的に日本人が英語を話すとどうしても日本語のアクセントがついてしまいます。これをアメリカ英語やイギリス英語などのアクセントに矯正する学習法もありますが、僕はアクセントは気にするべきではないと思っています

大事なのは伝えたいことを伝えられるか

アクセントを気にするべきではない理由は、アクセントを気にしすぎて伝えたいことを伝えられないという事態を避けるためです。

 

英語はあくまでコミュニケーション手段なので、あなたの言いたいことを明確に伝えることが最大の目的になるべきです。言い換えれば、完璧なアメリカン・アクセントを習得してアメリカ人ぶることが目的である必要はないのです。

 

英語話者の約7割が英語を第二言語としている事実を知ろう

もちろん、英語をはっきり発音できることにこしたことはありません。

 

ただ、英語は世界最大の第二言語として話されているのは周知の事実です。2019年のEthnologueの発表によると、英語を母国語として話す3億7900万人に対し、英語を第二言語として話す人たちは7億5300万人もいるとされています。つまり、英語を話す約7割の人たちはネイティブではなく、そのほとんどが母国語のアクセントがあるいうことになります。

 

つまり、アクセントがあることはまったく恥ずかしいことではないのです。それよりも、アクセントを気にしてはっきりと自分の意見を伝えられないことのほうがよっぽど恥ずかしいことなのです。

 

このような理由から、あなたが英語の日本語アクセントを気にする必要はありません。それよりも、あなたの意思を明確に伝えられるかどうかを英語の能力を判断する基準としましょう。

 

[おすすめ英語勉強法その13] 語れる内容を持つ

語れる内容を持つ

 

大学受験やTOEICの延長上で英語を勉強する弊害の一つに、ボキャブラリーは増えたけどあまり使いみちがない単語やフレーズしか知らない状態になってしまうという点があります。

 

その理由として、大学受験やTOEICで学ぶ内容とあなたの興味関心がある内容はほとんどの場合において違うからです。上記のティモシー・フェリスのブログ記事紹介で触れたように、あなたが日本語でも使わないボキャブラリーは、英語でもおそらく使いません。使ってもその頻度はかなり低いはずです。だから、そのような勉強方法では、いつまでたっても本当に使えるボキャブラリーは増えず、英語もしゃべれないままなのです。

 

そのため、日常会話レベルを超えて勉強する時にあなたがフォーカスすべきなのは、あなた自身が興味のあるトピックについて英語で話せるようになることです。つまり、英語で語れる内容を事前に増やしておけばいいのです。

 

興味があるトピックのボキャブラリーを増やす

それではどのようにして興味があるトピックのボキャブラリーを増やせばいいのでしょうか。

 

答えは簡単で、あなたの好きなことを英語でやってみればいいだけです。行動編で触れましたが、あなたが好きな映画、本、雑誌などあらゆるメディアを英語で消費するようにしましょう。さらに、それらについて英語で日記を書いたり、英語で話したりするアウトプットを十分に行えばすぐに使えるボキャブラリーが増えていきます。

 

繰り返しになりますが、英語は手段です。目的ではありません。ですので、「英語を勉強する」という概念は捨てましょう。むしろ、「英語を使って何を楽しもうか」ということに意識をフォーカスすると、英語の習得スピードが驚くほど向上します。このマインドセットを忘れないようにしましょう。

[おすすめ英語勉強法その14] 他人との比較をやめる

他人との比較をやめる

 

最後のマインドセットでとても重要な点は、他人との比較をやめることです。

 

今でこそ運動会の順位付けがなくなったりと、競争心を煽るやり方への異論が出てくるようになりましたが、僕たちが育った社会や通った学校はまだまだ他人との比較が多く行われています。

 

もちろん、スポーツや芸術などで競い合い、技を磨くという姿勢は素晴らしいと思います。しかし、競争があることで「勝てばいい」とか、むしろ「勝たなくてはいけない」などと自己中心的な考えや無駄な野心が生まれることも事実です。

 

だいたい、日本人といえど生まれ育った環境や境遇は人それぞれで、よって個性や能力も十人十色です。家がお金持ちで英才教育を受けて育った人もいれば、老舗の子どもとして家業を継げと言われ育った人もいるし、中学生から公園を家としなくてはいけなかったお笑い芸人の田村さんみたいな人もいるわけです。

 

そう考えれば、人と比べることがどれだけ無意味なのかがわかります。スタート地点が人によって違うので、あらゆる能力の差があるのは当然なのです。

 

だから、もしもあなたがインターナショナル・スクールを卒業した英語ペラペラの日本人や帰国子女を見たとしても、「ああ、あの人に比べたら僕/私の英語なんて…」と肩を落とす必要はまったくありません。むしろ比較に意識を向けるのではなく、「おお、あの人の英語は素晴らしいな。お手本にしよう」と、あなたがその人から何を学べるかに意識を向けるべきです。

 

他人との比較は嫉妬や横柄さなどのネガティブな感情しか生みません。言語習得のうえでいちいちネガティブな感情を感じてしまっていては、上達スピードが著しく低下します。そのためにも、他人と自分の英語力の差を比べるのは今すぐやめましょう。

日本人との「英語できます」競争は一歩退いて見る

アメリカに留学した経験から言えることですが、競争マインドセットを昇華できていない日本人同士が英語を話す環境に集まると、「私、英語できます」競争が始まることがあります。

 

これは、英語ができる人がそれをひけらかすように自信満々でしゃべりまくり、周囲の人も不快に感じるぐらいドヤる現象のことです。これを僕は「英語イタイイタイ病」と呼んでいます。

 

自分の英語に対して自信を持つことはいいことですが、「自信がある」のと「横柄」なのは違います。言葉で私すごいでしょと言わなくても、あなたが鼻高々に英語をしゃべっていればそれは周囲に伝わります。それは、周囲の人からすれば決して心地いいものではありません。

 

ですので、次世代のマナーとして、英語ができてもドヤるのはやめましょう。また、英語イタイイタイ病を患っていると感じる人がいれば、その人とは静かに距離を起きましょう。くだらない競争心を張って英語を学ぼうと思っても、効率的な学習につながることはありません

 

まとめ

今回の記事で話した内容のまとめは以下のとおりです。

  1. 好きな映画やTV番組を英語音声&英語字幕でみて、楽しんでボキャブラリーを増やす
  2. 好きな洋楽を完コピして、発音やボキャブラリーを向上させる
  3. スマホの言語を英語に変えて、自動で慣れの範囲を広げる
  4. 毎日英語で日記を書き、アウトプットを確保する
  5. 英語を話す機会がないは言い訳。テクノロジーの力を借りて毎日英語を話す
  6. 留学は難しいも言い訳。英語を高速でマスターしたいなら留学する
  7. 暗記アプリを活用してボキャブラリーを定着させる
  8. 英語学習アプリを活用して楽しんで勉強する
  9. 文法チェッカーを活用して文法の知識を固める
  10. 明確かつエキサイティングな目標を定める
  11. 場数を踏んで恥を捨てる
  12. 英語話者の約70%はネイティブじゃない。なので、アクセントは気にしない
  13. あなたの興味があることを勉強して、語れる内容を持つ
  14. ネガティブな感情しか生まない他人との比較はやめる

 

この記事では、2010年まで日本を出たことがない僕がいきなりアメリカに留学して世界トップ10の大学に合格し、翻訳者にまでなった英語力を身につけるために使用したことを惜しみなく書きました。この記事があなたの英語の勉強に少しでも役に立ったのであれば幸いです。


    1 Response to "【究極保存版】翻訳者の僕が教える英語のおすすめ勉強法14選"

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